逆襲のモーティマー

アニメとか映画の感想置き場……になるはず

StudioMIRの新作「KOJI」が凄い!

youtu.be

地球は君を待っていた!

ヴォルトロンは12月のseason8で完結する訳ですが、その後我らがstudioMIRは何を作るのかが個人的に気になっていました。

このままビークル・ヴォルトロンことダイラガー編も作って15人の魅力的なキャラによる群像劇で一気に顧客をイナズマイレブン辺りから掻っ攫っちゃうのもいいし、レゴエルフの二期も見ていたい。いやここは思い切ってドリームワークスがヒックとドラゴンシリーズの次に展開するマジックウッズ戦記を手書きアニメにして……とかいろいろ妄想を繰り広げていた矢先にこんな凄い企画が動いていたとは!

企画・キャラ原案はAlexander M Snowさんというディズニースタジオ・ライカ・ブルースカイ・ソニピクetc……海外アニメファンにはお馴染みのスタジオを渡り歩きながら(プロジェクトごとに招集をかけて終わったら解散、というスタイルが海外では一般的なのでそれが普通だけど)仕事をしてきたアニメーターさんが担当しています。

こちらの動画は監督自らによる初期パイロットフィルムです。

vimeo.com

キャラクターデザインの方向性の違いに注目!この時点ではディズニー・ピクサー辺りでの企画の実現を目指していたのでしょう。これはこれでカッコいい!これをstudioMIRのスタッフはどうリファインしたかというと……

元の原案を生かしつつ、親しみやすさをさらにアップしたデザインを見よ!

特にこのblue big catことTakoのシンプルさ!ここ数年の国内外の手書き・CGアニメ共に複雑なディテール・テクスチャをこれでもかと盛り込んでいく方向性が流行る中、何を生かしてどこを省略するかを取捨選択した結果、こんな美しく愛らしいケモノが誕生するとは。

今まではstudioMIRのことを「日本アニメをリスペクトした優秀な弟分」的目線で見ていたけれど、そんな上から目線でこのスタジオを見ていたことが恥ずかしくなってきました……こういうのオタクの悪い癖なのよね!!ワシのバカバカ!!

彼らは目の前に迫る2020年代のアニメシーンを代表するスタジオになっているはずだ。それだけの熱量が主線や色指定の節々から伝わってくる。

今回公開された映像はあくまでパイロットフィルムなので、現在絶賛スポンサー募集中とのことだが、このインパクトあるキャラクターと世界観を産み出した時点で勝利確定ですよ!!頑張れアジアの星!!